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「今日は、上げ潮」

おはようございます!!

今日はとりあえず、ネタが有りません・・・。

ふっと思い出したのは、タクシーネタ・・・。

もう7・8年ぐらい前の話ですが、うちのばーちゃんが亡くなる前の日のことです。

わたくしが「ばーちゃんは?」と聞くと、「今日・明日が山場だって」っとひどく落ち込んだ様子でした。

女手一つで子供3人を育て、どんなときも前向きで弱音を吐かなかった母が、そのときばかりは、ひどく落ち込んでいて、小さく見えました。

そもそも、家のばーちゃんは、心臓が悪く、わたくしが高校1年ぐらいの時から、入退院を繰り返して居ました。わたくしは、部活の帰り道に病院に見舞いに行っていました。いわゆる、ばーちゃんっこでした。

わたくしの話は、さておき・・・。亡くなる日(真夜中)に電話が鳴り、母が電話に出ると、その電話は葛西循環器脳神経外科病院からの電話でした。

「病台が急変して、危篤状態です。ご家族、ご親戚の方はすぐに病院へいらして下さい」っと知り合いの看護婦さんの声が受話器から漏れていた・・・。

母は、すぐにタクシー会社に電話をし、すぐ切って親戚一同に電話を掛けていた。この間わずか5分ぐらい・・・。早業である。

支度をし、団地の下に行くと、すぐにタクシーが来て、すぐさま病院へ。

母が「葛西循環器」と言うと、タクシーの運転手は「ハイ」と言って、扉を閉め静かに車を走らせた。

自宅から、病院までは、車のラジオの音と車のタイヤの音しか聞こえない、そんな静かな時間でした。しかし、なぜか「今行くから待っててね」っと聞こえる気がします。ふっと母の方に顔を向けると、今にも泣き崩れそうな顔をして、ただ一点車の進行方向を見つめていました。

その母の顔を見たときに「今行くから待っててね」と聞こえたのは、きっと母なのだと。

しばらくすると、信号で車が止まり、車のラジオからは、天気予報が聞こえてきました。

運転手さんが、「今日は上げ潮ですね・・・。」っと口を開いた。母も、わたくも無言・・・。

また、運転手が口を開いた・・・「今日は上げ潮で、潮が良いから、大丈夫ですよ!」っとその瞬間、ラジオの音とロードノイズしか聞こえなかった車内に、母のすすり泣く声が聞こえた。母は、泣きながら「ありがとうございます」と一言だけ言いひたすら泣いていた。運転手は「人の生き死には、潮に関係するから、今日は大丈夫、大丈夫。」と泣きじゃくっている親子にずーっと語りかけていた・・・・・。病院に着くと、「お金は良いから、早く行ってあげて」と言ってくれた・・・・・・・。

今でも、ばーちゃんの命日になると、この話が出る。そして、決まって「なかなか粋な運転手だったよねー」っと「そんで、あんたがびぃーびぃー泣いちゃって、もらい泣きしちゃったよ」っと母は言う・・・。しかし、先に泣いていたのは、母!!それを言い返すと、「いいや!絶対にあんた!!」っと軽いバトルが始まる・・・。

絶対に、母が先なのにな!!悔しいけど、そう言う事にしといてやるかな^^

そろそろ、そんな話をしに実家に帰るかなー!!

あっ!!ちゃんとタクシィーの料金は払いましたから!!!!!これって、落ちになってますよねー?? 笑

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